6月 6月はイギリスで一番良い季節だと言われています。5月まではお天気が安定せず、雨や寒い日が多くても、6月になるとやっと夏らしくなり、1年で一番日が長い夏至を迎えます。結婚式も多い時期です。 良いお天気なので、スポーツイベントが盛りだくさん。 Royal Ascot horse racingが6月15日から5日間、バークシャーのアスコット競馬場で行われました。 ロイヤルファミリーも参加するというこのイベントは、競馬観戦にもかかわらずドレスコードが決められていて、ジーンズやスポーツウエアでは入場できません。着飾った女性達の帽子が注目の的ですが、別に帽子はかぶらなくてもいいそうです。
テニスのウインブルドン選手権が6月22日から2週間、ウインブルドンで開催されています。 今年からセンターコートに雨天時のための開閉式の屋根がとりつけられました。雨で中断が多いのですが、センターコートに限っては大丈夫になりました。 毎年大勢の人がチケットを求めて列をつくります。正規のチケットは抽選制で、郵送で応募して当たらなければ買えないのですが、当日券は毎日発売され、それを目当てにテントをはって前日から泊まりこみの人も大勢います。
5月 RHSチェルシーフラワーショーが、今年も5月19日〜23日に行われました。 国内外からのガーデンデザイナーがショーガーデンをつくり、賞が贈られます。 日本人ガーデンデザイナーが賞をとった年もありました。 今年は、スエーデンとイタリア、イギリス人のランドスケープガーデナーがそれぞれ賞を獲得しましたが、 特にイギリス人のLaurie Chetwoodが作った、パフュームガーデンは注目の的でした。
パフュームガーデン 4月 日本では、今大変なマラソンブームだとか。毎年恒例のロンドンマラソンが4月26日に行われました。 快晴のマラソンには少し暑めのお天気。今年は3万6千人が参加して、ビッグベンからテムズ河沿いに走りロンドンブリッジを渡って折り返し、バッキンガム宮殿に続くザモールでフィニッシュ。真剣なランナーのあとに、大勢の市民ランナーが続くのですが、チャリティーで走っている人は奇抜な恰好をしています。白雪姫のコスチュームや被り物をしている人、エルビスプレスリーの恰好をしている人、窮屈そうに箱をかぶっている人、子供を抱えている人、大勢が互いにひもでしばりあって歩いている人、などなど。道端にいるアナウンサーがインタビューしていると皆立ち止まって、“なんとかチャリティーのために走っています”と悠長に答えます。一体いつゴールできるのやら。。。
今年のイースターは、4月10日がグッドフライデー、13日がイースターマンデーでした。 毎年、若干日は変わりますが、イースターの頃になるとかなり暖かくなり、学校は春休みとなり、 春が来たな〜という感じがします。イースターには、ホットクロスバンという、白いクロス模様が入ったパンを 食べたり、子供達は巨大なイースターチョコレートを食べたりします。そして卵を庭に隠して、エッグハンティングをして楽しみます。 (写真はフランスのチョコレート屋さんのディスプレイで、フランスの方が様々な形のチョコがあります)。 3月 春。春。春。お花が咲き始め、良い季節を迎えようとしています。
クラフツ(Crufts)
毎年恒例のドッグショーが、今年も3月5日〜8日まで、バーミンガムで行われました。 2万8千頭もの犬が集まる世界最大のドッグショーで、種類別にチャンピオンが選出され、 最後に全種類の中からトップに立つ“The Best in Show"が選出されます。犬好きな方にはとても楽しめるショーです。 くわしい情報はこちらまで。 http://www.crufts.org.uk/
レッドノーズデー(コミックデー)
この時期にイギリスにいらっしゃった方は、丸くて赤いものを鼻につけている人を見かけた方もいるのではないでしょうか。この日はレッドノーズデーといって、いわゆる “24時間テレビ 愛は地球を救う”のイギリス版です。国民全員参加のチャリティーの日なんです。学校では、子供達が赤い服や何かおかしな恰好をして登校したり、テレビでも有名人参加のパロディなどをやって、寄付金を集めます。
2月 中国の旧正月、チャイニーズニューイヤーを祝う催しが、今年もロンドンで盛大に行われました。毎年日付は違い、今年のお正月は1月26日、催しは2月1日に行われました。チャイナタウン(ソーホー)、トラファルガー広場、レスタースクエアなどで、ダンスや歌、花火で盛大に盛り上がります。
翌日の2月2日、ロンドンを含むイギリス南部に18年ぶりという大雪が降りました。 交通は完全にまひ状態、ほとんどの州で学校、オフィスが閉鎖されました。 日本の都市部と同様、雪のほとんど降らない英国南部では、雪に対する備えは まったく出来ていません。皆さっさと通勤、通学をあきらめ、通りはひっそり静かです。 パンケーキデー 2月24日に、各地でパンケーキデーの催しが行われました。これは、子供達や大人がフライパンとその中にパンケーキ(クレープのようなもの)を入れ、パンケーキを上に放り投げつつ徒競走のように100メートルほど走る催しです。エプロンや帽子をかぶりコックさんのような恰好をして、うまくキャッチできずに落としたり、見ていてもなんともほほえましい光景です。 このパンケーレースは、ただおもしろいからやっているのではなく、宗教的な意味があります。 何世紀も前から、復活祭(イースター)にそなえた断食(Lent)に入る前に、日常食(卵、ミルク、バターなど)を使い切る目的で、パンケーキが作られるようになりました。 別名ファットチューズデーとも呼ばれています。 1月
今年も恒例のロンドンテムズ河での大花火で年が明けました。 2000年のロンドン大観覧車(London Eye)の登場によって始まったこの花火の前は、 トラファルガー広場に群集が集まる程度で、比較的静かな年明けだったのですが、 今やロンドン河畔だけでも20万人、ロンドン中を合わせると50万人近い人々が花火見物やパーティに繰り出します。 12時を告げるビッグベンの鐘が鳴ると同時に、盛大な花火が上がります。 ロンドンアイが光り輝き、それは見事な光景です。皆様も大晦日にロンドンにいらっしゃった際には、ぜひご見物ください。 ただし、今年の気温は氷点下でした。12時の開始にあわせて、ベストスポットのテムズ河畔には午後8〜9時頃には人々が集まり始めますので、氷点下で数時間待ちの覚悟がある方のみにおすすめです。 テレビでも見れますよ(私はシャンパングラスを片手にいつもこれです)。 1月といえば、セールでしょう。昔は12月25日(クリスマス)、26日(ボクシングデー)とお店が閉まり、27日から一斉にセール開始になるのが恒例でした。しかし、近年の不況により、クリスマス前の客足をあてこみ、セールの前倒しがここ数年来の傾向になりつつあります。今年は特にイギリスのみならず世界的な金融危機ということもあり、クリスマス1週間くらい前よりすでに値下げしだすお店が続出。26日には早々とお店をオープンさせているところも多く、セールのありがた味があまりなかったというのが正直なところ。セールが待ちどうしくて、わくわくする感覚も必要ですよね。 不況のあおりを受け、あのWoolworthが経営破たん。続いて子供服のAdamsと、紅茶のWithardも。 特にフアンだったわけでもないのですが、昔からのお店が閉まっていくのは寂しいものです。 |